古代聖書に言及されている12のエッセンシャル・オイル-その4
CASSIA(CINNAMON)
旧約聖書におさめられた神への賛美の詩に言及される
PSALM 45:8
「All Your garments are fragrant with myrrh and aloes and cassia; Out of ivory palaces stringed instruments have made You glad.」
今はシナモンとして広く知られている
産地は南方であり、インドネシア、ヴェトナム、中国南方で採取されるがそれぞれの地域で質的に差が生じ、価格にも影響している
昔から香料、調理用、医療用ー消化器系統に良い効果があるとされ、また強壮作用もある由ーとして使われて来ている
シナモン
シナモンと言っても、いろいろな種類があるようですが、ここでは、シナモンの葉とシナモンの若木より蒸留抽出されたエッセンシャル・オイルに着目します。
抗菌作用が強いことから、各種の抗菌対策に利用されてきています。
主な用途を列挙して見ますと、風邪の予防、歯痛緩和、下痢止め、痛風予防、糖尿病対策、感染症予防です。
更には、体を温める温熱作用もあるようです。
男性にはインポテンツの改善等の面で強壮作用があるとされています。
また、蚊、しらみ等の虫除け効果あることから、駆虫剤としても利用されています。
子供へのエッセンシャル・オイルの使い方
一 エッセンシャル・オイルは、優しいオイルであっても、子供に対しては、基本的に少量で効果十分と言われています。大人が二滴であるならば、子供はその半分の一滴というわけです。
一度に沢山使うのではなく、微小量を繰り返し用いることにより、子供によるそのオイルに対する受容性がどの程度かを見極めつつ、使うことが推奨されています。
二 先ずは希釈して、肌に対する刺激を避けるべきと言われています。
三 なお、強い香りのオイル(例えば、オレガノ、ペパーミント、シナモン)は、子供部屋に拡散することは避けるべきとされています。
理由は、子供の気管支は、大人のよりも、よりセンシティブなので、強い香りのオイルは、気持ちよく呼吸する上での障害となりうるからである、とのことです。
オイルと愛猫
米国の獣医で長年愛犬・愛猫とオイルの関係について、実証例を見てきた先生によりますと、一般的に猫にオイルを使う場合には、犬が人間の十分の一で良いのに対し、猫の場合には、更に少なく、五十分の一程度で良く、特に子猫には、もつと希釈して使うべきということです。
猫の場合には、普通は、ディフューザーを使えば十分だそうです。
その際に安心して使えるのが、ラベンダーとバルサムファーの由です。
また、ピースエンドカーミングも、特に攻撃的になっている場合に有効とされています。
更に、シーブスについても、構成オイルのシナモンがきつすぎるので、直接塗付ではなく、ディフューザーに適しているとのことです。
エッセンシャルオイルのORAC値について
活性酸素吸収能力値(ORAC、Oxygen Radical Absorbance Capacityの略)をご存じでしょうか?
1992年に米国にて米国農務省等の公的機関により開発され、食品の抗酸化値を測る指標です。高ければ高いほど、体内にて、活性酸素に対する力が強く、動脈硬化やがん等の疾病の防止を通じて健康の維持に貢献します。
一般の食品で、この数値が高いのは、スパイス類、ブルーベリー等の果実類や黒豆類ですが、最も高いのはクコの実で、その数値は、25,300(μmTE/100gm 100グラム当たりのマイクロモール トロロックス当量)の由です。
しかし、驚くことは、これより高い数値を示すエッセンシャルオイルがあることです。
以下の3種類のオイルです。(単位はμmTE/100gm)
スパイクナード別名 ナルデ 54,800
ミルラ 379,800
クローブ 1,078,700
クローブは、食品添加物でもありますが、世界の食品中、最も抗酸化値が高いと言われるクコの実の40倍以上の抗酸化力があります。
一般に、エッセンシャルオイルは、平均しても、果実、野菜等の食品より高いORAC値を有することで知られています。(例えば、シナモンのORAC値10,340はブルーベリーの2,400より高い)
従って、抗酸化値の高い食品群の摂取と並行して、日々の生活において、塗布したり、吸引したり、飲用したりして、エッセンシャルオイルを上手に活用していくことが健康維持のため重要であると言えます。
ブルースプルース、シナモン、オコテアの効用
昨日、ハーバード大学卒の研究者から最先端の研究状況の報告がありました。
研究対象になっているのは、ブルースプルース(picea pungens)の脊髄損傷に対する効用、糖尿病に対するシナモン、減量に対するオコテアで、臨床面での実証例を積み重ねて、オイル愛用者意外のコミュニティにも受け入れてもらえるような客観的データを整えること、また、オイルの効用について、蒸留会社とは独立した評価委員会による審査が今後の課題であるとの報告でした。
とても共感出来る方向性であると感じました。
糖尿病に役立つオイル
今日は、糖尿病に役立つオイルについて、米国ミネソタ州のキムさんの体験を紹介します。
「糖尿病は、高い血糖値が特徴の多くの人が患っている病気です。私も糖尿病と診断された時、特に驚きませんでした。何故なら、母サイドに糖尿病歴があるのを知っていたからです。この診断結果を受けて、私は、食事を変えたり、運動量を増やしましたが、少しは良くなったものの、血糖値のレベルが満足のいく数値まで下がるまでには至らなかったので、いろいろな薬に依存せざるを得なくなり、3種類の薬を処方されて、摂取し始めていました。
その頃、私はオイルを使って腰痛等に対応していました。そして、これらの症状の改善にオイルの効果が認められたので、糖尿病にも役立つのではないかと考え、いろいろ調べました。
その結果、毎日、3回クコの実を主体とするジュースにシングルオイルのシナモンバーク、オコテア、グレープフルーツ又はスリークエッセンスを加えて飲用し始めました。このルーティンを数週間続けた後に、クコの実のジュースの飲用量は、1日に2回に減らしました。というのは、この飲用の効果があって、3種類の薬のうち、2種類を止めることが出来たからです。また、化学的な薬の摂取回数も日に1回と減らすことが出来ています。
医者も症状の改善に驚き、今の方法を続けるようにと薦めてくれています。」
加温に役立つオイル
< 今日は、加温に役立つオイルについて、米国ニューヨーク州のクリスティーヌさんの体験を紹介します。 「私は、最近、精油の世界に関心を持ち、使うようになりました。そして、私は、シナモンの葉のオイルを、その加温作用に注目して購入しました。アーユルベーダ療法で冷え症の足を治す方法を読んだからです。 私が毎晩することは、このシナモンオイル2滴をセサミ油に希釈して、両足に塗布して、厚い綿の靴下を穿いて寝ることです。この方法でかなり早く寝ることができ、かつ、足は一晩中温かさを保ってくれます。 このオイルは、また、私に不足している血流促進にも役立ちます。植物のエッセンスの強力な機能とは何なのかということを発見しました。」
植物の元気回復に役立つオイル
今日は、植物の元気回復に役立つオイルについて、米国カリフォルニア州のレイキヒーラーのエイミーさんの体験を紹介します。
「私は、以前に親友からお祝いにもらった植物を―植物名はわかりませんがー庭に植えています。その親友は既に亡くなり、いわば彼女の形見を預かっているようなものです。彼女はこの植物を枝付けの段階から育てあげて来たので、私にとっては、単なる植物以上の意味があります。
その後、この植物の調子が良くなく、育つこともなく、肥料をやっても、その状況は変わらず、そこにクモの巣が作られ、虫がつきはじめました。
私は、以前から、水を飲むときに、シングルオイルのシナモンとジンジャーを入れて飲んでいます。その場合、ガラスのコップで飲むようにしています。プラスチックだと、オイルが影響するので、化学物質を体内に取り込みたくはないからです。
ある日、植物にオイルを使うことを思い立ちました。もっと早く気づくべきだったかも知れません。いずれにせよ、いつものシナモンとジンジャー入りの水を飲んだガラスのコップに水を継ぎ足して、植物にかけてみました。
そうしたら、2日も経たないうちに、植物が元気になりました。葉の色が明るくなり、若さを取り戻したようになりました。そして、1―2週間でクモの巣もなくなりました。一時は、小さく、枯れているようだったのが、今では、生い茂り、健康的で、色も鮮やかになり、生きているという感じになりました。
そして昨日、私はブレンドオイルのグラティテュードを水に入れて植物にかけました。感謝の意味のオイル名の通り、その植物が生気を取り戻したことに感謝する気持ちをこめました。24時間も経たないうちに、植物の姿に違いが感じられました。より強く、より緑色になり、生を謳歌しているようになりました。
オイルにひたすら感謝する毎日です。」
ウィルス性イボに役立つオイル
今日は、ウィルス性イボに役立つオイルについて、米国アイオワ州のリフレックソロジストのシェリーさんの体験を紹介します。
「マッサージセラピストの方が先般見えて、両手にできた複数のイボをなんとか除去できないかと相談して来ました。アポの後に私からレインドロップを試してみたらどうかと薦めました。彼女が脊柱側湾症気味だったのと仙骨の部分がやや硬かったからです。
最初のレインドロップで9種類のオイルを使った後、彼女は数時間、軟便状態になりました。そして、暫くして、彼女の首、目の周辺と足の耳にあたる反射区に沢山のイボが出現しました。あまりにも多いので、私は、これはイボと闘わなくてはいけないと強調し、その後、レンイドロップを6回から7回行いました。その際に、クローブとシナモンバークを追加して使いました。結果は、すべてのイボが手からも足からも消えました。
こんなことは初めてでした。目に見えて効果で出るというのはこういうことだと2人で感嘆しました。」
尿路感染症に役立つオイル
今日は、尿路感染症に役立つオイルについて、米国ミズーリ州のマッサージセラピストのエレーンさんの体験を紹介します。
「私は、ある朝の午前2時半頃にトイレに行きたくて起きましたが、これは私にとって普通ではないことです。そして、30分後に再度トイレに行きたくなり、その時に下腹部に鈍痛が走るのを感じました。その後も数時間にわたり、30分毎に行きたくなり、尿路感染症になったことに気づきました。朝7時になって気持ち悪くなり、病院に行こうか迷いましたが、これは私にとって最後の手段でした。
その前にオイルで解決を探ることにして、ジュニパーの温湿布を腹部に当てて少し楽になりましたが、完全ではなく、その時に、シナモンがこういう症状に役立ち得ると読んだことを思い出し、このオイルを試すことにしました。この頃には、吐き気と嘔吐を経験し、腹部と尿路の痛みと闘い始めていました。そこで早速シナモンバークのオイルを小さじに1杯とり、これに蜂蜜を加えて飲用し、30分後にも同様に飲用し、ジュニパーの恩湿布を腹部にあてて、寝てしまいました。2時間後の11時半に起きた時には、完全に尿路感染の症状から解放されていました。
私の看護師としての尿路感染症の患者さんに対する経験に照らし、シナモンバークがこんなに役立ったことに改めて感慨を覚えています。薬品を使わずに発生から12時間も経たないうちに治ってということ、カンジダ症等の後遺症も伴わなかったことについて、オイルにただただ感謝しています。」